こんにちは、みずたま雑貨店です。
先週の日曜日、雑誌『暮しの手帖』の編集長である
松浦弥太郎さんの講演会に行ってきました。
著著や文章を読まれた方もいらっしゃるかと思います。
過去の日記帳から、言葉をひも解くようにお話されていました。
その中で一番印象深かったのは、
『その1ページは、誰かを幸せにできるのか』という言葉。
締切前の最後の1秒まで考え尽くし、直していくのだそうです。
それまでの松浦さんの印象は、センスも能力もあり
軽やかに一歩先に進んでいて、自己管理もバッチリ、
読者に有益な言葉を投げかけてくれる、雲の上の存在のような人。
実際にお話を伺って、その印象が少し変わりました。
精一杯心と時間を尽くして、がむしゃらに汗をかきながら
読者のために頑張っておられる方なんだろうな、と思いました。
『暮しの手帖日記』という本があります。
『暮しの手帖』で松浦さんが、読者に向けて綴った文章をまとめた手記です。
今まで読んだ本の中で、私が一番大切にしている本でもあります。
季節や暮しの読み物のように楽しめますし、
どのような姿勢で仕事に取り組まれているかも伝わってくるので
ビジネス本のように仕事をする上での手本にもなります。
読み物よりも心に染み入り、
ビジネス本よりも、愛情の深さを感じられます。
心を尽くして仕事をしている人の背中を追うことは
なんて心に響くのだろうと、
読みながら涙が出そうになったこともありました。
初めは図書館で借りたのですが、
手元に置いておきたかったので、本屋さんに買いに走りました。
時々読み返しますし、本棚の背表紙を見ているだけで
守られているような、まさにバイブルのような存在です。
仕事で迷いがある方がいらっしゃったら
ぜひ読んでみてください。何か見つかると思います。
皆さんにも、大切になさっている本がありますよね。
嬉しくなる本、泣ける本、勉強になる本、やる気の出る本。
とっておきの1冊を、よかったら教えてくださいね。
みずたま雑貨店
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