こんにちは、みずたま雑貨店です。今日は千葉旅の続きです。→ ★前回はこちら
JR内房線の太海駅にある、リゾートホテルに泊まりました。オーシャンビュー!!
リゾートホテルと言っても、少し忘れられた昭和の香りのするホテルでした。
旅館みたいに、お土産のお菓子が置いてありました。ほんのりびわ味、美味。
ホテル近くの漁港。舟が規則正しく並んでるのが美しくて。
手前には色とりどりのボート。塩の香りがします。
広島の尾道のように高台に家があり、細く小さな坂道がうねり、まるで迷路のよう。
民家ばかりで、歩いても大丈夫かなと躊躇していたら
『ウォーキングコース』と表示があったので、遠慮なく歩かせてもらいました。
上まで上ると海が見えました。
坂道を歩いても何もないし、歩いているとだんだん淋しい気持ちに。
でも時が止まったこの雰囲気が、外国を旅しているような気分で嬉しくもなりました。
元々の、その土地の香りのするような、そんな雰囲気。
日本の町は新建材で整備されて、土地らしさを感じる風景が少なくなったけど
都会から遠く離れた、車も通れない不便な坂の町には
外国と同じ香りが残っているんですね。
見るからに高齢化している町なので、このまま朽ちてしまうかもしれません。
尾道のように、町のよさを残したまま活性化できるといいんだけどなぁ。
若者がまとまって住んで、町を作るとかいいかも。本当に住んでみたいと思いました。
日が落ちて海辺を歩くと、地元のおじいさんおばあさんが談笑する姿や
猫がくつろぐ姿。
ここにも猫。旅人が近づいても、のんびりマイペース。
「なんで海には猫が多いんだろうねー」と私。「魚があるからやろ」と旦那。なるほど!
小さい町には、(昭和な)リゾートホテルと民宿が数件。
ここの民宿は、昔の洋館っぽくていいですよね。
きれいに整備されて、お膳立てされた観光地や、
全国どこへ行っても同じような、ショッピングモールばかりにぎわっていますが
皆、今でもそれが楽しいと思っているのかな???
日本各地には、忘れられた観光地がたくさんあるんだろうなあと思います。
私みたいな人は、しなびた町と電車と、おいしいご飯があれば、それで旅になる。
訪れる側の心持ち次第で、どこでも観光地になるのではないかしら?
受け身で旅をするか、能動的に旅をするか、どちらかですよね。
しなびた場所が好きでも、美味しいものは食べたいので!海の近くでは、やっぱりお魚を。
この日の夕飯は、おさしみ。中トロ~。新鮮でとても美味しかったです!
左奥に見えるは、なめろう。これがまた最高で。
日本酒をちびちび飲みながら(あまり飲めないけど^^;)ちびちび食べて最高でした!
さて、次の日も青春18きっぷで外房線に乗り
千葉東側のとがった場所にある、銚子まで行きました。
銚子といえば、もちろんお魚!ぴっちぴちの海鮮丼!
こういうのを食べてしまうと、東京ではもう魚は食べられないな・・・
銚子でお腹いっぱいになった後は、成田線で成田駅まで。
成田空港は行ったことがあるけど、成田で降りるのはこれが初めて。
成田といえば、成田山新勝寺が有名ですね。歌舞伎の市川家とつながりが深いお寺です。
千葉の房総半島を18きっぷで巡り、銚子と成田に寄って帰ってきました。
たった1泊、しかも電車に乗っている時間が長かったのですが、
何もない町と何もしない時間と、美味しいご飯を楽しみました。
交通費が格安な青春18きっぷだからこそ、楽しめる旅なのかなーと思います。
次の18きっぷは12月に販売されます。今度も、しなびた町を訪れたいなあ。
みずたま雑貨店