古い器と雑貨のお店、みずたま雑貨店です。
『甘川文化村』(カンチョンムヌァマウル)
に訪れること。
プサンに行きたかった一番の理由です。
チャガルチ市場で昼ごはんを食べた後、
タクシーでこちらに移動しました。
朝鮮戦争の時に逃げてきた人々が
住むようになった場所で
この急な斜面の敷地に
たくさんの人が生活をしました。
2009年にプロジェクトが始まり、
アートで村に活気を吹き込みました。
『釜山のマチュピチュ』とも称されています。
プロジェクトで作られたアートも素敵ですし、
もともと建物が持っていた
ポテンシャルも高いなと感じました。
尾道と似ているのだろうな。
房総半島にある、
私のお気にいりの急斜面にある港町にも。
正直、住むのは大変だと思うけれど
だからこそ残されてきたものが
あるのだと思います。
プロジェクトが始まる前に
日本映画『HERO』が撮影されました。
写真の階段をのぼった突き当りにある
ピンクの壁の小さな平屋が
映画で登場していましたね。
検察がこの階段を一気にかけあがってね。
ほんとに急な坂なので、
しんどかっただろうなと思います…
スタート地点の
インフォメーションから
地図を頼りに歩いていきます。
地図は日本語版も売られていました。
確か2000Wだったかな。(日本円で約200円)
青づくしの路地。
洗濯ロープまで
青色にしているところが
さりげなくていいですよね。
『하늘마루』(ハヌルマル)に到着。
直訳すると『空の板の間』
1階は情報センターになっており
屋上にのぼると、
展望台!!
村の風景が見渡せます。
路地に入り込んだり、
階段を上ったり下ったり。
歩いていると時々、
偶然生まれた
色と色の組み合わせに
はっとすることがあります。
ここもすごくいい路地ですね。
可愛らしい絵もたくさん見られます。
ワンコも住んでいます。
観光地化しているけれど
普通の住宅地です。
空に吸い込まれていきそうな
青い階段。
ここに住む人たちは
色の才能があるんだと思います。
毎日毎日、キレイな色に囲まれていたら
どんな気持ちになるんでしょう。
ペパーミントのコーディネート。
グリーンのシートで
ガラスをデコレーション。
この花柄を選んだセンスも素敵で。
ビニールのチープなカーテンも
雰囲気にすごく合っています。
自然に合わせちゃってるこの感覚は、
インドやモロッコ、メキシコで見た風景に
すごく似ているなと思いました。
作品『甘川と一つになる』
彫刻が村の風景に溶け込み
村と人が一つになります。
黄色いリボンは
沈没した船の行方不明者が帰ってくるよう
祈りが込められています。
魚のアート。
木にペイントした魚は
いろんな所に見られました。
住民の皆さんが作ったみたい。
階段から見下ろす路地。
この路地もなぜかとても惹かれます。
カフェの黒板が置いてあるのもいい感じで、
さらに階段側に立つと
こんなアートが。
休憩スペース。
切り取られた風景が
絵画のよう。
小さな公園の前。
カラフルではないけれど、
木々や階段の雰囲気がしっとりして
とても好きな場所。
健康遊具なんかも置いてあって、
しばらくここで過ごしました。
村にはお年寄りが多いと感じました。
たくさん歩いた後は、カフェで休憩。
閉店時間の19時ギリギリまで
暗くなるのを待ちます。
この時間になると開いている店も少ないので
とても助かりました。
窓からの風景。
少しずつ明かりがともって
ああ、暗くなりましたね。
カフェの閉店時間なので
そろそろ移動します。
『甘川と一つになる』
の場所に移動しました。
このままずっと見ていたい
幻想的な夜景。
短時間でまわれる村なので
夜までいる方は少ないようですが
この夜景は見るべしだなー。
ガイドブックにも
さらりとしか載っていないので
韓国に行かれる方でも
ご存じないかもしれません。
プサンのイメージって
前回書いた
『海!海産物!ワイルド!』
って感じですものね。
こんな素敵な場所もあるのです^^
日本からとても近い外国なので
いつか機会があったら訪れてみてくださいね。
みずたま雑貨店
미즈타마 잡화점
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